宝くじの高額当選。それは誰もが一度は考えたことのある夢ではないでしょうか。もし、あなたが3億円を当てたらどうしますか。何か大きな買い物をしますか。それとも堅実にお金を増やそうと思うでしょうか。

3億円とはいえ、何も考えずにお金を使っていると、いずれはなくなってしまいます。そうしたことを避けるには、「資産運用」が大切になってきます。今回は高額の宝くじに当選したことを想像しながら、「資産運用」について学んでいきましょう。


1. 宝くじに当選したら、その資産運用が重要

例えば、当選したお金で家を建てるとします。数千万円の家でしょうか。あるいは数億円の家でしょうか。3億円もあれば非常に大きな家が建てられるようにも思えますが、お金の使い方次第では家を建てただけで終わってしまいます。宝くじに当たったお金だからといって、湯水のように使ってしまうのか、確実に資産としていくのか、その違いによって人生も大きく変わってくるでしょう。

これは宝くじに限らず、毎月のお給料に関しても同じことが言えます。入ったお金をすべて使うのか、資産運用をしていくのか、その違いはとても大きいものです。もしも、宝くじに当選したなら、堅実な資産運用を考えることをおすすめします。

2.宝くじに当選した場合の3つの資産運用方法

高額の宝くじに当選した場合、どのような資産運用の方法が考えられるのでしょうか。それを考えるポイントは、高額の「元本」です。リスクを取るかリスクを取らないかは、もちろん皆さん次第ですが、せっかくの高額の元本ですから、確実な資産運用をこころがけたいものです。資産運用の代表的なものには外貨預金・不動産投資・投資信託などがあります。これらを個別に見ていきましょう。

①宝くじに当選したら、外貨預金に貯蓄する

外貨預金とは、文字通り外国の通貨による預金です。預金の利息は国によって異なりますが、日本よりも多くの諸外国のほうが高い傾向にあります。当然ですが、金利が高ければ受け取ることのできる利息も高くなります。円預金の利率が低い状態が続いている現代、有効な資産運用と言えるでしょう。

ただし、外貨預金には円預金とは異なる為替という問題があります。その時々のレートにより外貨預金の価値も変動します。レートが円高や円安に動くことで円に換算した場合の金額も異なります。

②宝くじに当選したら、不動産投資をはじめる

不動産投資とは自分が住むためではなく、利益を得るために不動産に投資することを言います。購入した不動産を売却し利益を得る方法もありますが、「大家になって家賃収入を得る」というのが代表的な例です。また、大家になっても日々細かくチェックする必要はありませんので、良い物件は長期的に安定した収入が望めます。しかし、なかなか借り手がつかないという「空室リスク」もあるため、物件選びには注意が必要となります。

③宝くじに当選したら、投資信託をはじめる

投資信託とは、投資のプロが国内や海外の株式や債券などへの投資を代行してくれる金融商品です。小額から投資できる商品も多く、プロに任せられるということからも人気の商品です。ただし、市場の動きは常に活発ですので、投資のプロによる運用とはいえど、運用成績は常に変動します。また、元本の保証はありませんので、短期間で利益を上げる場合もあれば、元本を割ってしまうというリスクもあります。

ここで紹介した以外にもさまざまな投資の方法はありますが、特に高額の場合は銀行などのプロに「委託」している人が多いのです。もしも、宝くじに当選したら、さまざまな投資をプロに任せてみてはいかがでしょうか。