突然ですが、皆さんは毎月決まった額の貯金ができていますか?「将来のために貯金したいけどなかなか貯金できない」「少し貯金できても大きな買い物ですぐに使ってしまう」という方もいるかもしれません。効率よく貯金していくのなら、しっかりと貯金する目標を決めることが大切です。そこで、今回は上手に計画的に貯金をするためのコツについてご紹介します。

1.上手に貯金するなら、貯金の目標を立てる

まず、貯金をする前に考えてほしいのが「何のために貯金をするのか」ということです。ずばりコツコツ貯金ができている人と、できていない人の違いは「目標をきちんと定めているか否か」が関係しています。

目標を立てるといっても、「今月から5万円ずつ貯金をしよう」という漠然とした目標の立て方ではいけません。例えば、「10ヵ月後までにほしいものを買うため、50万円貯金しよう」という具体的な期間と金額の目標を立てたほうが上手に貯金することができるでしょう。

また、このときポイントとなってくるのが「10ヵ月で50万円」を貯めるためには、10万円貯金する月があっても、3万円しか貯金できない月があってもよいということです。そうすることで、ストレスを感じることなく貯金ができます。

2.貯金の目標を上手に立てるための3つのコツ

「目標は決めているけど、上手く貯金ができたことがない」という経験がある方は、どうしたらよいのでしょうか?

貯金の目標を上手に立てるために、ポイントとなってくるのが「現実的な金額を目標金額として設定する」「目的別に貯金を分ける」「効果を確認できるようにする」という3つです。

なぜこれらがポイントとなってくるのか、詳しく見ていきましょう。

貯金の目標は現実的な金額にしよう

まず、「現実的な金額を目標金額として設定する」ことが大切です。

例えば、「10年で1億円貯めて億万長者になる」という目標だと、1年で1,000万円、1ヵ月あたり約83万円を貯めなければいけません。これでは現実的な金額とはいえず、「どうせ無理な目標だから、貯金できなくてもしょうがない」という思考になってしまいます。

そのため、貯金額を決める際は「1年で100万円貯める」「月に8万円ずつ貯める」などという風に、自分が実現できそうな金額に設定しましょう。そうすることでモチベーションの持続にもつながり、計画的に貯金ができます。

貯金の目標は、目的別に立てたほうがよい

次にポイントとなってくるのが、「目的別に貯金を分ける」ことです。

やみくもに「100万円貯める」と決めたとしても「実際に何に使うか」「貯めてどうするか」ということが見えません。そうすると、心のどこかで現実的ではないと感じてしまい、目標達成意欲が減ってしまうでしょう。

そのため、「子どもの教育資金のために200万円貯める」「マイホームの頭金のために500万円貯める」など、貯金の目的を明確にすることがおすすめです。

貯金の効果を可視化できることが大事

3つ目のポイントは「効果を確認できるようにするということ」です。定期的に貯金できているかを可視化するようにしましょう。

貯金の目標額に対して「今このくらい貯めっているから残りはいくら」ということが見えたほうが、モチベーションも上がりますし、計画も立て直しやすいでしょう。また、確認することで、自分が「どのくらいの節約が必要なのか」「どのくらい自由にお金を使ってよいのか」ということが明確になります。

そのため、「毎月5日に通帳を記帳する」「家計簿アプリを使う」「1週間に1回はネット通帳を確認する」など、貯金の効果を目に見えるようにしましょう。